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サマーソニック(2日目、その1)

おはようございます。

サマーソニックについて、きのうの続きです。

2日目はがんばって早起きしました。

アイランドステージの初っ端、神聖かまってちゃんを観るため。

彼らのことは最新号でも触れてるが、実はライブを観るのは初めて。

YouTubeで手作りMVをどんどんアップし、ライブやインタビューはニコニコ動画で生配信と、活動も人気も「ネット先行」でありながら、端末の向こうにいるパーソナルな一人一人と繫がっていくことで「もう一つのリアル」を撃ち抜いた、無意識混じりの確信犯かまってちゃん。

メンバーに促されて出て来たボーカル・の子は、バックステージで直前まで配信していたノーパソを持って登場し、それを止めようとするセキュリティーとしばらくもみ合い、両肩に手を置いて説得されている。

「いろいろあるんだよ!」とマイクに向かってがなるの子だが、見た目はすごく小柄で女の子のように可愛らしかった。

だけど、カミソリのようにキレキレだった。

ときどき見せる、狂気(≒凶器)の宿る目の力に、大げさに聞こえるかもしれないがカートやヒロトと同種のものを感じてしまって思わず戦慄。

2曲目で披露したアンセム、“ロックンロールは鳴り止まないっ”を含めて全5曲をプレイして、かまってちゃん初のサマーソニック参加は終わった。

約30分と短いながらも、ライブ(=生であること)という一回性の「事件」に立ち会ったという妙な感慨が胸に広がった。

今一番押さえなきゃいけないアーティストは、レディーガガとかまってちゃんだと確信。

それぞれ、まったく違う意味合いにおいてだが。

様々なリスクを乗り越えて、それらを一番観なきゃいけないタイミングで音楽ファンに向けてプレゼンテーションしていくサマーソニックに、あらためて敬意を表したい。(稲田)

(つづく)

かまってちゃん前、の子の配信を携帯で見つめる男子。