清水くんの本
2011.05.01清水くんの本を読み終えました。
誰の?と思われるかもしれませんが、本誌でも原稿を書いてる清水浩司くんです。グレイプバインのインタビューや原稿ではおなじみです。シミコーとかシミソロとも呼ばれてます。
そんな彼は昨年、奥さんを亡くしました。長年の友人だった奥さんと2009年3月に入籍、その1ヵ月後に妊娠が発覚。そんなどこにでもある幸せの中、検査を受けた奥さんに悪性の腫瘍が見つかります。男の子を出産してからも、その病状は悪化していきます。その毎日を、彼は奥さんと共にブログに書いていました。それをまとめて加筆修正したのがこの『がんフーフー日記』です。こう書くと非常に重い闘病日記のように思うかもしれませんが、ブログという形式のせいか、飄々とした空気すら感じます。そしてそれは、彼を知っている人ならわかりますが、とても彼らしさを感じるものなのです。
悲しい事実を押し殺してる部分があるとはいえ、彼が自分を飾らずにそのまま書けていることが、この本を逆にリアルなものにしているのでしょう。
興味持った人がいたらぜひ読んで下さい。
胸にグッとこみあげてくるものがあります。
金光