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百々から届いたビックリ仰天な声明文


Photograph by 中河原 利英

マジかよ。

モーサムのマンスリーワンマン企画『STRIKES TOKYO』、その最終回となる10/25のクアトロ公演の対バン相手が発表されまして。

その相手は……こちら

さすがモーサム。
そもそも繋がりがないわけじゃない。
雅-MIYAVI-の後ろでドラムを叩いているのは54-71のBOBO。
モーサムとは昔から仲良しさん。

明日発売の号で雅-MIYAVI-の取材をしててそこに書いたけど、とにかく彼が今やってる音楽は革新的だ。独特のスラップ奏法でギターをしばき倒しながらシャウトする雅-MIYAVI-とBOBOのカッチカチにタイトなドラムだけで生まれる爆音ロック。これ、マジで発明品っす。
雅-MIYAVI-はビジュアル系ど真ん中で活動してきたアーティストで、今なお彼はそれを否定してない(ていうかいつまでもキャーキャー言われたいタイプ)ところが潔くて好き。

で、そんな旬な彼を対バン相手に指名してくるモーサム。
いろんな垣根を超えて雅-MIYAVI-がやってることを伝えたいと思っていただけに、マジ最高です。

モーサムにはこのマンスリー企画でいろんなものをぶっ壊して欲しいなぁと思っていたら、百々からこんな声明文も。
最近彼とは「呑み仲間」と化していたんで、読んでドキっとした。

正直に言えば、モーサムにとって2009年は試練の年であった。
『SING』ツアーを終えてから幾度となくメンバーミーティングやリハーサルを繰り返したが、コレと言った新機軸を打ち出せないまま無駄な時間だけが過ぎた。
正直に言う。一時は解散という言葉も出た。
そしてモチベーションがこれ以上下がりよう無い所まで落ちた時、我らは一つの結論に辿り着いた。
「モーサムをもう一度ぶち壊す」
2009年後半から2010年の春に掛けて我らはサポートドラマーを迎え試行錯誤のライブを重ねた。
“スリーピース”というバンド結成以来冠ってきた鎧を捨てた。
新たな武器を手に入れる為神経を研ぎ澄ませ、メンバー互いにその身を削り合った。
“モーサムトーンベンダー スクラップ&ビルド”
そしてこの春から夏に掛けて産まれた曲全てが自分達をもう一度奮い立たせるに十分な殺傷力を持つモノに仕上がった。武器は揃った。
後はコイツらをあなた方に向けて打ち降ろすのみ。
2010年10月、「STRIKES TOKYO」
どうか首を洗ってライブハウスに足を運んで下さい。

百々 和宏

いつ解散してもおかしくない危うさを持ったバンドだってことはよく知ってる。
でも、本人から「解散」という言葉が出てくると、やっぱりドキっとする。
彼らは崖っぷちに立ってるんじゃなくて、もう崖っぷちから奈落の底に落っこちて一回死にかけてたってことなんだろう。
三途の川を渡りかけたバンドの怨念。そこから生まれた破壊衝動。
アルバム、すげーことになりそうだ。
いいよ、もう全部ぶっ壊してくれ。
そして生まれ変われ。なんどでも。
(樋口)

編集スタッフ

金光裕史

樋口靖幸

平林道子

竹内陽香

小高朋子