ムックのシングルを聴いて思い出した
2010.08.139/22発売のムックのシングル「フォーリングダウン」の資料用音源が届いたんで聴いてみたら、カップリングはこないだメンバーとスタジオで一緒に聴かせてもらった曲だった。
あ、たまたま取材場所がスタジオで、それがちょうど試聴するタイミングだったんで一緒に聴かせてもらったんすよ。
で、その曲をメンバーと聴いてる時に昔のことを思い出したんで、そのことを。
まだムックがマーヴェリックに入る前、つまりセルフマネージメントで活動してた頃。「青盤」「赤盤」っていう2枚のシングル(なぜかハンガーが封入されていたな)のマスタリング中のスタジオで音源を聴かせてもらった。その時、〈こんなにオレ好みのロックをやる奴らが日本にいるんだ!〉と嬉しくてたまらなかったのを覚えてる。
暗くて重くて激しくてオドロオドロしい。それでいてセンチメンタルな情緒に溢れてて、聴いてると、怒りと悲しさと切なさで涙が出そうになる。号泣しながら人をぶん殴ってるような切なさっていうか。
そんなバンドと出会えたことが嬉しくて、コイツらとはずっと付き合っていきたいなぁと思ったものだ。
で、あれからもう10年近く経つ。
そして、まだ付き合ってる。
でも、あの頃とは遥かに遠い場所から鳴らされてる「フォーリングダウン」。
なんつーか、いろんな思いを噛み締めてしまいます。
いい曲です。それにしてもミヤくん、楽しそうにソロ弾くようになったなぁ。
(樋口)