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6月号発売中です

こんにちは。

しばらく時間が経ちましたが、最新号発売中です。

妻夫木聡さんと松山ケンイチさんという今の映画界の若手実力派2トップが表紙を飾ってくれた「1969年」特集。

2人の初競演作『マイ・バック・ページ』は、評論家・川本三郎さんが新聞記者として働いていた69年から3年間の出来事を綴ったノンフィクションを『リンダリンダリンダ』の山下敦弘監督が映画化。今の混沌とした時代との繋がりを感じさせる力強い作品です。

今改めて、1969年を振り返ると、実に多くの”事件”が起きた時代であったということが分かります。

アポロ11号の月面着陸、ウッドストック開催、東大安田講堂攻防戦、『イージーライダー』公開、コム デ ギャルソン設立、高橋盾誕生などなど。

学生運動に象徴されるように、若者が旧体制に反発し、新たな価値観を見出そうとしていた時代であり、言い換えれば、カウンターカルチャーが生まれた時代でした。

特集は、音楽、映画、ファッション、文学など、様々な観点から1969年という時代を振り返り、現代にどのような影響を与えているのかを検証するという内容になっています。

妻夫木聡さんと松山ケンイチさんの対談と山下敦弘監督と向井康介(脚本家)さんの対談では、若い世代を魅了する1969年の魅力が浮き彫りになり、当時青春真っ只中だった近田春夫さんと、当時の文化に造詣の深い毛皮のマリーズ・志磨遼平さんの対談では、当時から受け継がれるスピリットや、ロックンローラー魂を語っていただきました。

また、現代のカウンターカルチャーを象徴するバンド、神聖かまってちゃんをテーマに作品を作ったクリエイター(大根仁、入江悠、松江哲明)座談会を実現。

さらに伊賀大介さんと野村訓市さんに1969年を象徴する本、映画、音楽をセレクトしてもらい、当時がカルチャー的にいかに充実してたかを語っていただきました。

そして、

野田努さんの「モントレーとウッドストックとフェスカルチャー」

森直人さんの「アメリカンニューシネマとJポップ・ムービー」

生駒芳子さんの「ファッションの革命児たち~コム デ ギャルソンVSヨウジヤマモト」

中俣暁生さんの「村上春樹と村上龍、それぞれの1969年」

これらのコラムも当時と今の繋がりが見える、読み応えたっぷりの内容になっております。

第二特集は、3月11日に起きた東関東大震災の被災者や被災地を支援するためのプロジェクトを紹介しています。人々を鼓舞し、癒す音楽やファッション、アートが本来持つ力と、支援し続けることの重要性を改めて感じてもらえればと思います。

続く第三特集は、3月末にリニューアルオープンしたスターバックスコーヒー表参道 B-SIDE店を、ディレクションを手掛けた藤原ヒロシさんにナビゲートしてもらいました。

スターバックスの特別さは何なのか?ぜひ読んでいただければと思います。

というわけで、今月も読み応え、見応え満載ですので、

どうぞよろしくお願いいたします。

内藤